途中がつまんなくても、ラストで巻き返すドラマがあるね…
ストーリーが想像通りに進み過ぎて、いや、まさかこのまま進まないよね?とは思いつつ時々チラ見するも、あれ?まだ想像通りに進んでる?って感じで、いつの間にかもう終盤。
ところが!9話から急に面白くなって….特に10話はめちゃめちゃ掘り下げた内容だったね!良かった、このまま表面的な企画の面白さだけで終わるんじゃないらしい….
一平(香取慎吾)はテレビ局を不祥事で自主退職。世間を見返すために江戸川区の選挙に当選するべく、腹黒くいい人ぶって8話まで来たけど、9話ではやっと覚醒。選挙に出るのを辞めると思いきや、江戸川区の議員選挙じゃなくて、区長選挙に無所属で出馬することになって、、、ここからがやっと面白くなる。
10話では一平がパワハラした部下が暴露系ユーチューバーになっていたから、ここぞとばかりテレビ局時代の不祥事に尾ひれはひれが付いて拡散され、選挙に当選するためにインスタで善人アピールしていていたことも大々的にバラされ…最低男ぶりが世間に露呈してしまう。
もちろんドラマとして最低男が最低男のまま終わるはずもなく、周囲の人の温かさに心動かされ変わっていく一平…っていうストーリー(であるだろう)に変わりはないけど、元部下の暴露系ユーチューバーとの対談配信はなかなかできるもんではない…思えばパワハラって言葉はこの頃ちょっとパワーを持ちすぎて、誰も掘り下げる人がいなかった気がする。パワハラで休職します、退職します、訴えます…などと聞いても、あ、そうなんだ。パワハラじゃ仕方ないよね、そうなるのもごもっとも。当然だよね、ってなって、あまりそれ以上は考えない。
似ているパワーワードとしては、虐待とか体調不良なんかもそうかもしれないけど、その言葉だけで通用するというか、みんなを納得させる力がある。
でもパワハラする側だけが100パーセント悪いってことあるかな?何パーセントかは話し合う余地がありそうだと思うけど。虐待もしかり。体調不良もゆっくり休ませさえすれば万事OKなんてことないだろうし。
そういった一言で済ませられる事態に遭遇した時、本当はどんな対話が必要なのかってこと。それを現実で掘り下げることは難しいと思うんだけど、ドラマでならここまでできるんだ、って感心するほど深堀してたのが凄い。
だから最終回の11話もかなり期待できると思っている。大きなあらすじ自体は面白そう!って思って、初回は喜んで見たんだけどな。連ドラって言うのは、10話くらいあるから、最初から全部見直すのはなかなかできないんだけど、とにかく途中離脱したままで終わらず最後の方だけでも戻ってこれて良かった…11話楽しみです!