いや~ミステリーっていうのは、あちこちに謎を散りばめるだけ散りばめるんじゃダメなんだな~ということを教えられました。特に気が短い方でもないと思っているんだけど、もう見ていられなくて原作ネタバレ検索して、犯人が誰か?もう調べちゃいましたヨ。
こんなことしたらドラマ全然面白くないじゃん、って分かってるんだけど、いいの、いいの。もう別に犯人誰かなんて大して興味なくなっちゃったから。もう少し上手く引っ張ってくれないと、推理ってものが全く楽しめないと知りました…
大きなお世話でしょうが、広瀬すずのお父さん(リリーフランキー)が残した手紙が偽造されたんじゃないか?っていう謎で引っ張り過ぎてつまんないんですよ。ラーメン屋のおじさんがいるうちはまだ良かったんだけど、5話で亡くなって、6話になってもこの謎でまだまだ引っ張る気まんまん…って分かって嫌になりました。本物でも偽造でもどっちでもいいから、その手紙に何人かの名前が書いてあるんだから、その人たちをどんどん調べなさいよ。6話になっても「まだ会えていない人もいるから」だなんて、今からからやっと本腰いれるんかい?!もう後半だっつーの。
あれこれ沢山の謎を投げかけて、それが段々繋がっていくのが面白いんですよ、ってことは確かにあるでしょう。でも視聴者がせっかく気にかけている一つ一つの謎をもっと丁寧に追いかけさせて欲しいんですよ。このドラマって何がいちばん大切な謎なんでしたっけ?リリーフランキーの手紙が本物か偽物かですか?もし偽物だったら、初めからこのドラマって成り立たなくないですか???
次回は7話ですから、さすがにその謎は解決して話は進むでしょうが(進まないと終わらない)。
じゃあ、なんで見るの?っいうと、松山ケンイチが出るからだけど、成田凌と磯村勇斗のイケメンを完全に捨てた演技もすばらしいです…
成田凌はいやらしい表情を微妙に出すのが得意よね。6話では、拘置所で松山ケンイチと対峙する場面が見所になったと思うけど、成田凌にこういう役(殺人犯の息子)やらせたら、控えめに言っても最高だと思う。なんだろう?嫌な感じを含ませるのが凄くうまい。映画「愛がなんだ」では表情にさえ出さないで嫌な奴を演じていたし(今思いだしても、本当にやな男だった)、映画「スマホを落としただけなのに」では爽やか極まりないイケメンとドロッドロの拗らせ男の両面を見せてくれたし、この人はおそらく初期の頃からイケメンで勝負する気はさらさらないんだな。
で、この成田凌が弁護士の松山ケンイチに「うらやましいよ。人生変わってくれよ」って言うんだけど、こんなこと言われたらどんな顔したらいいか分かんないよね。松山ケンイチの方がどう受けるのか?思わず引き込まれちゃいました。2人が引き合うような感じが出ていて良かったです。
磯村勇斗のやさぐれ記者も気になります。あまり上品じゃない生き方をしているように見えるけど、例え悪役だったとしても、この人ならキュンとさせてくれる場面が出てくるんじゃないかと・・・勝手に期待しています…そんなこんなで、また次回見るのかな?