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「クロサギ」面白かった!平野紫耀が「花のち晴れ~花男」から4年でこんなに変わるとは!?!<最終回ネタバレなし感想>

「花より男子(松本潤主演)」の新シリーズとして「花のち晴れ~花男Next Season(平野紫耀主演)」が放送されたのが2018年。F4が卒業して2年後の英徳学園が描かれたが、最初はなかなかドラマに入り込めなかったことを記憶している。

それだけインパクトが強かったとも言えるが、「花男」が良すぎたのであって、新シリーズが悪いわけではない、と言い聞かせて観ていたのが正直なところだった。

しかし、平野紫耀は絶対に上達する、と確信していた。なぜならば、松潤のオレ様は良かったナと思いつつ観ていたものの、1話、2話、3話…何話目くらいだったかに「え?なんか、うまくなった?」と感じたからだ。

俳優さんというのは、ひとつのドラマを撮影している間にも、どんどん上手くなるのだろうが、平野紫耀の場合は、特に視聴者から見ても分かりやすかった。

今回「クロサギ」を観て、期待的中!とても面白かった。この4年間に出演した他のドラマを観ていないので、急激な変化に思えたのだ。唯一、映画「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜(2019年)」観たが、この時はまだ「花のち晴れ」から大きくは脱していなかった。もし「未満警察」を観ていれば、ここまで急とは感じなかったかもしれないが、まーほんと驚いた。

「クロサギ」では、今度は2006年に放送された山ピー版と比較され、これまた評判が高いために、1話2話くらいまでは「山ピーの方が良かった」という感想もちらほら見かけた。しかし「クロサギ」でも回を重ねるにつれ、そんな声も聞こえなくなった。平野紫耀は、やはり撮影の本番を通して上手くなる俳優さんなのだろう。

ところで、「クロサギ」の面白さってなんだろう。憎むべき人、信頼できるわけがない人。敵。そんな相手を信じていくストーリー。汝の敵を愛せよ、という聖書の言葉をはじめて聞いた時、それは無理でしょう、と思ったが、このドラマを観ていると、無理じゃない世界もあるのかな、と思える。

最後の最後まで、やっぱり信じられないと思っていた人が、信じられる人だった。その感動が大きかったように思う。人は信じたい生き物なんだな。

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