まだまだドラマは、あと一捻りして、更にラストでひっくり返すつもりで進んでいるんだと思いますが…8話では、今までさんざん言われていた「リュックの男は誰か?」が判明しましたね。おそらくこれからがクライマックス!
ただ、リュックの男の作り声が上手すぎて、阿南検事が「お父さん!」と言った瞬間に顔を見せはしたけど、「え?鳴川弁護士?」ってなるまで、個人的には2、3秒かかりました。
鳴川弁護士のうるさくてしょうがない声、そして阿南検事と電話で話す時の「何者なんだろう?」と思わせる奥深い声。同一人物とは思えない声の違いは、ドラマ的には必須な演技だったんですね…
これがリアルの話だったら、作り声を駆使して別人だと思わせる必要は全くないけど、視聴者に謎解きを楽しんでもらうためには、そうせざるを得ない…作り声で二役を演じ分けるって難しそうだけど、どうりで鴨川弁護士(=阿南検事に電話であれこれ指示していたリュックの男=お父さん)を演じていた間宮啓行さんって、舞台では知る人ぞ知る俳優さんだそうですね。キャラクターの使い分けが上手すぎて、同一人物とは分からなかったです。ちらっとヒントは出ていたらしいですが…個人的には鳴川弁護士の声は大嫌いで、阿南検事のお父さん声は大好き。素晴らしい演技ってことですね…
作り声は、原作漫画では表現しにくい思うから、おそらくドラマオリジナルの演出じゃないかと思うけど・・・娘(阿南検事)との電話で作り声をする必要はないから、お父さんの地声は超うざい鳴川弁護士の声に近いことになりますね…
赤沢刑事も、いかにも怪しいキャラクターでしたが、7話で急にいい人になりました…22年前の東賀山事件の生き残りの赤子(林川歌)を救うために一役買っていた事が分かって、初めて優しい表情を見せてくれたものの…8話では歌の出生に関わった阿波山産婦人科の放火殺人犯にされそうになってた。助産院で飼っていた犬の毛が赤沢刑事のスーツに付いているとか、検証までして、本格的に赤沢に疑いがかかりそう…私は赤沢じゃないと思いますけどね…というか、赤沢は初めからあんなに怪しい人だったから、ミスリードの係なんじゃないでしょうかね。それに、まだ8話だもん、物証持って来て犯人確定するにはまだ早い。あと一捻り、二捻りあるはずです。リリーフランキーの手紙に書いてあった人で、まだ訪ねていない最後の一人、廣島育美が誰なのか?これから明かされるわけだけど、この人も犯人な訳ないよね。リリー・フランキーの手紙に書いてある人は冤罪になる可能性がある(犯人じゃない)ってことだから。ただ、この人が秘密を紐解く重大な情報を持っているんでしょう。
赤沢刑事の奥さんも一億円(口止め料?)も広瀬すず(心麦)に渡そうとしたり、とにかく怪しい人、小さい謎大きい謎の大渋滞。これを一瞬で映像が流れていくドラマで把握して推理を楽しむには、相当集中して見ないと…私のような「ながら視聴者」には難しいかも…ただし、原作の漫画は相当面白いかもしれないですね。忙しいのに漫画まで読みたくなって困ってます…