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サザエさんみたいに長続きして欲しい「家政婦のミタゾノ」2025最終回感想。

「おっ、ミタゾノやってる!」とか言って、ついつい喜んで見てしまう、テレビ番組って、超少ないなぁ…私の場合。だから、とっても貴重なドラマですね。でも、始まった!と思ったら、もう終わってた…昔は深夜番組だった気がするけど、今じゃ夜9時からやっているとは!やっぱり人気あるってことだね。

やっぱり10年近く続いているとあって、松岡くんのミタゾノが唯一無二な感じが出ていていいよね。必ず風刺的な要素を含むコメディだから、いつも大笑いできるネタじゃなくても、あのキャラクターだからクスっと笑えてしまう…

今回は第7シリーズ目。前作から2年経っているけど、レギュラー陣は全然老けていない(伊野尾慧くんが35歳で可愛さ保っているのがすごい)

なに、老けだって、全然かまいやしないよ。ミタゾノはじめ、家政婦紹介所のメンバーのレギュラー陣は全員濃過ぎるほどのキャラクターだから、年齢関係ないしね。毎回魅力的な若手の家政婦さんを加えているから飽きさせないし。

さて、2025第7シリーズ最終回はティーバーでガッツリ見たけど、さすがに凝っているな、と思いました。不透明な政治、不透明な家庭、不透明なコミュニケーションがテーマのようだったけど、ミタゾノが作ったおやつが「わらび餅」だったのがまた深かった。

片栗粉でで作った偽物の「わらび餅」には、隠し味で醬油が少し入れてあるけど、それがまた美味しい。

多少の噓や偽物が含まれてたっていいよね。政治は建前が多すぎるし、家族のコミュニケーシにも噓は含まれるけど、だからって全部だめってことはない。そしてミタゾノが片栗粉で作った「わらび餅」もピュアっピュアな透明じゃなかったと思う。

半透明くらいでちょうどいい。普通に話せる関係であれば十分。普通って何よって話になるけど、頭っから疑ったり諦めたりしないで、不思議に思ったことは聞いてみることよね。またはハナッから否定されると思わなければ、何でも話しやすいはずよね。

透明性が低すぎるコミュニケーション、という点を風刺的に表現しつつも、100%透明にしろっていう非現実的な話でもなく、ちょうどいい加減が描かれていました。

ミタゾノは、ピリリと指摘しつつも100否定しまくるのでなく、現実を肯定的に受け止められる内容になっているから、見やすいですよね。

ちなみにサザエさんは作者のさくらももこが住んでいた桜新町に銅像があるんですね~ミタゾノはこれから舞台などもあるし、キャラクターはどんどん浸透していくかもね、と思いつつ、ふと思った。ミタゾノって銅像になっても似合いそう…

次回第8シリーズを楽しみにしています。いつかな?

 

 

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